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複数社から借金している時の返済のコツをチェック!
複数の貸金業者から借金をしていて、「思うように返済が捗らない」「借金が増えていくばかり」と悩んでいる方はいませんか?
下記に該当するような人は、1社だけではなく複数社から借り入れて借金を増やしてしまう特徴がありますね。
複数社から借金しやすい人の特徴
- A社の借金はB社の借金で返済すれば良いと考えている
- お金の消費を我慢できず、感情のコントロールが下手
- 浪費家でコツコツと貯金するのが苦手
- 「いい格好をしたい」「贅沢をしたい」といった欲望がある
最初は少額でも、時間の経過で借金が膨れ上がりやすいので注意すべきです。
そこで、以下では複数の貸金業者から借金している時の返済のコツを幾つか挙げてみました。
借金返済のコツを把握しておくだけでも自分の力だけで解決できるようになりますので、早く借金を返済したい方はきちんとチェックしておいてください。
まずは自分の借金の額を把握する
「自分の借金の額を把握しても、返す金額は一緒だからあまり意味はない」と考えている方は少なくありません。
しかし、何も調べずに闇雲に借金を返済するのは自分の病気を知らないまま薬を飲み続けている状態と一緒ですので、まずは自分の借金の額を把握することから始めるべきですよ。
以下では自分の借金の総額が分からない時に、何をすれば良いのかまとめてみました。
自分の借金の総額を知る方法
- 領収書や請求書をマメに保管して管理する
- 信用情報機関に登録されている情報を開示する
3社以上と複数の貸金業者から借りていると訳が分からなくなってしまうケースが多いため、信用情報機関で開示請求を行うのが一番です。
日本では全国銀行個人信用情報センター(KSC)や株式会社日本信用情報機構(JICC)などの信用情報機関があり、誰でも郵便による開示請求ができます。
ただし、金融機関やカード会社以外からの借り入れは出てこない可能性がありますので、見落としてしまう借金もあると心得ておきましょう。
金利や利息が高い順番で返済に充てる
複数社から借金している人は、金利や利息が高い順番で返済に充てるのがコツです。
利息が高い貸金業者への返済を後回しにしていると借金がいつまで経っても減らないので、最初に片付けてしまった方が良い理由はお分かり頂けるのではないでしょうか。
以下では、5社から借金している人の内訳の例を挙げてみました。
複数の借金の例
- 借金A(カード会社):借金額60万円、金利18%、毎月の利息9,000円
- 借金B(カードローン):借金額55万円、金利15%、毎月の利息7,000円
- 借金C(キャッシング):借金額30万円、金利18%、毎月の利息3,500円
- 借金D(ショッピングリボ):借金額60万円、金利15%、毎月の利息3,000円
- 借金E(自動車ローン):借金額80万円、金利3%、毎月の利息2,000円
このような借り入れをしている人は、借金Aの返済から片付けると将来支払うべき利息を大幅にカットできますね。
どんなに借入額が多いカードローンやキャッシングがあっても、利息が高いところを優先して返していくのが押さえておきたいコツです。
ボーナスなど臨時収入が入って借金の返済に充てる場合、5社をバランス良く減らすのではなく優先順位をしっかりと考えてください。
借入額の少ない借金から返済していく
金利や利息の高い順番ではなく、借入額の少ない借金から返済していくのも選択肢の一つです。
あまりにも多くの貸金業者から借金していると、自分がどこからどのくらいの金額を借りているのか分かりにくくなります。
借りているカードローンやキャッシングは少なければ少ないほど良く、複数の借金をまとめる一本化を目指せるのが理由ですね。
近年では借り換えを目的としたおまとめローンを組むことができ、複数の借金を一つにまとめることができます。
何件もある借り入れが一本化されるのは債務者にとって魅力的で、おまとめローンのメリットについて見ていきましょう。
おまとめローンを組むメリット
- 今よりも低い利息の商品にまとめられるので借金の支払い総額が減る
- カード入金をしたり銀行振込をしたりと支払いの手間が減る
- ATMを使った返済の回数が減れば余計な手数料を負担しなくても良い
- 毎月の返済プランが立てやすくなり、楽にお金の管理ができる
借金を減らす意味でも手間を省く意味でも、複数のカード会社から借りている借金分を別のカード会社から借りて一度返済し、新しく借り入れたところへと一本化するおまとめローンは役立ちます。
しかし、おまとめローンは依頼すれば誰でも利用できるわけではなく、通常のカードローンやクレジットカードの作成よりも審査が厳しいのが特徴です。
中でも借金の借入件数が重視される傾向がありますので、将来を見据えるのであれば借入額の少ない借金から返済して早く一本化した方が良いでしょう。
同じ50万円という借金でも、1社から借り入れている人と5社から借り入れている人は審査の通りやすさが異なるため、臨時収入が入った時は残りの返済額が少ない貸金業者を片付けてください。
法律事務所へと相談して債務整理を行う
複数社から借り入れているだけではなく、借金の総額が増えて自分では対処できないと悩んでいる方は少なくありません。
高額な債務を一人で片付けるのは大変ですので、法律事務所へと相談して債務整理を行うのは選択肢の一つですよ。
法律事務所では以下のように、個人の状況や希望に合わせて次のように様々な債務整理を提案してくれます。
債務整理の方法
- 裁判の手続きによらない方法で借金問題を解決する「任意整理」
- 裁判所を通じて借金の減額を行う手続きの「個人再生」
- 裁判所で全ての債務を免除してもらう手続きの「自己破産」
例えば、任意整理であれば金利や利息の高いカードローンを整理し、利息の安い自動車ローンはそのまま継続して返済を続けるといった選択が可能です。
多額の借金を整理するコツの一つですので、自分であれこれと対策を練るのではなく弁護士や司法書士などのプロへと相談できる法律事務所を利用してみてはいかがでしょうか。
相談だけであれば無料でできますので、複数社から借り入れている人は法律事務所を頼ってみてください。